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uptimeコマンドを使用する方法: uptimeコマンドは、システムの稼働時間と平均負荷を表示します。ターミナルで以下のコマンドを実行します。
uptime
コマンドの出力には、システムの稼働時間が表示されます。例えば、以下のような出力が得られます。
09:20:35 up 10 days, 2:30, 3 users, load average: 0.45, 0.67, 0.74
"up"の後に表示される時間情報が、システムの稼働時間です。
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psコマンドを使用する方法: psコマンドは、実行中のプロセスに関する情報を表示します。以下のコマンドを使用して、プロセスの起動時間を取得します。
ps -eo pid,etimes,cmd
コマンドの出力には、プロセスのPID(プロセスID)と起動時間(経過秒)が表示されます。起動時間は、システムが起動してからの経過秒数を表します。
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/procファイルシステムを使用する方法: Linuxの/procファイルシステムには、実行中のプロセスに関する情報が格納されています。特に、/proc/[PID]/statファイルには、各プロセスの起動時間が記録されています。
以下のようなスクリプトを作成して、特定のプロセスの起動時間を取得することができます。
#!/bin/bash pid=<プロセスID> if [ -d "/proc/$pid" ]; then stat_file="/proc/$pid/stat" start_time_ticks=$(awk '{print $22}' "$stat_file") system_uptime_ticks=$(awk '{print $1}' "/proc/uptime") system_uptime_seconds=$(awk '{print int($1)}' "/proc/uptime") process_start_time_seconds=$((system_uptime_seconds - (start_time_ticks / sysconf(_SC_CLK_TCK)))) process_start_time=$(date -d "@$process_start_time_seconds" +"%Y-%m-%d %H:%M:%S") echo "Process Start Time: $process_start_time" else echo "Process with PID $pid not found." fi
上記のスクリプトでは、
<プロセスID>
の部分を対象のプロセスの実際のPIDに置き換えて使用します。スクリプトを実行すると、指定したプロセスの起動時間が表示されます。
以上の方法を使用して、Linuxシステムでのアクティブな時間を取得することができます。これらの方法を活用して、システムモニタリングやプロセス管理に役立ててください。