GraphQLでカスタムJSONスカラータイプを作成する方法


カスタムJSONスカラータイプを作成するには、以下の手順に従います。

  1. GraphQLのスキーマ定義で、カスタムスカラータイプを定義します。例えば、"JSON"という名前で新しいスカラータイプを作成します。
scalar JSON
  1. カスタムスカラータイプのシリアライズとデシリアライズのロジックを実装します。これには、GraphQLのGraphQLScalarTypeを拡張するクラスを作成し、serializeparseValueメソッドをオーバーライドします。以下は、JavaScriptの例です。
const { GraphQLScalarType, Kind } = require('graphql');
const JSONScalar = new GraphQLScalarType({
  name: 'JSON',
  serialize(value) {
    // JSONオブジェクトを文字列にシリアライズするロジック
    return JSON.stringify(value);
  },
  parseValue(value) {
    // 文字列をJSONオブジェクトにデシリアライズするロジック
    return JSON.parse(value);
  },
  parseLiteral(ast) {
    if (ast.kind === Kind.STRING) {
      // 文字列をJSONオブジェクトにデシリアライズするロジック
      return JSON.parse(ast.value);
    }
    return null;
  },
});
  1. カスタムスカラータイプをスキーマの該当するフィールドで使用します。以下は、スキーマ定義の例です。
type MyObjectType {
  id: ID!
  data: JSON
}

これで、MyObjectTypedataフィールドにJSONデータを扱えるようになります。

以上が、GraphQLでカスタムJSONスカラータイプを作成する方法の概要です。この方法を使って、JSONデータを扱うGraphQLスキーマを柔軟に定義することができます。