- 標準入力からのコマンド読み取り: C言語では、標準入力からのユーザーのコマンドを読み取ることができます。以下は、簡単な例です。
#include <stdio.h>
int main() {
char command[100];
while (1) {
printf("Enter a command: ");
fgets(command, sizeof(command), stdin);
// コマンドの処理ロジックをここに記述する
}
return 0;
}
上記の例では、fgets
関数を使用してユーザーからのコマンドを読み取ります。処理したいコマンドのロジックを追加する場所にはコメントがあります。
- コマンドパーサーの使用:
インタラクティブなコマンド処理を行う場合、コマンドライン引数を解析するためのパーサーを使用することがあります。例えば、
getopt
関数を使用すると、簡単にコマンドライン引数を解析できます。
#include <stdio.h>
#include <unistd.h>
int main(int argc, char *argv[]) {
int option;
while ((option = getopt(argc, argv, "abc:")) != -1) {
switch (option) {
case 'a':
// -aオプションの処理
break;
case 'b':
// -bオプションの処理
break;
case 'c':
// -cオプションの処理(引数あり)
printf("Option -c with value %s\n", optarg);
break;
default:
// 未知のオプションの処理
break;
}
}
return 0;
}
上記の例では、getopt
関数を使用してコマンドライン引数を解析しています。-a
、-b
、-c
というオプションがそれぞれの処理に対応しています。
- 外部ライブラリの使用: インタラクティブなコマンド処理には、外部ライブラリを使用することもあります。例えば、GNU Readlineライブラリを使用すると、コマンドの自動補完やヒストリの管理などの機能を簡単に追加できます。
#include <stdio.h>
#include <readline/readline.h>
#include <readline/history.h>
int main() {
char *command;
while ((command = readline("Enter a command: ")) != NULL) {
// コマンドの処理ロジックをここに記述する
// ヒストリにコマンドを追加
add_history(command);
free(command);
}
return 0;
}
上記の例では、GNU Readlineライブラリを使用してコマンドを読み取ります。readline
関数を使用すると、コマンドの読み取りとヒストリの管理が簡単に行えます。
これらはC言語でのインタラクティブなコマンド処理のいくつかの方法と例です。どの方法を選ぶかは、プロジェクトの要件や好みによって異なります。