HerokuでPuppeteerを使用するためのビルドパックの設定方法


  1. Herokuアプリの作成とリポジトリの初期化 Herokuのダッシュボードから新しいアプリを作成し、ローカルでアプリのリポジトリを初期化します。

  2. ビルドパックの追加 Herokuのデプロイ設定で、Puppeteerをサポートするためのビルドパックを追加します。以下のコマンドを使用して、heroku-buildpack-packを追加します。

    heroku buildpacks:add jontewks/puppeteer

    これにより、Puppeteerを使用するための必要な依存関係と設定が自動的にインストールされます。

  3. 環境変数の設定 Puppeteerを使用する際には、いくつかの環境変数の設定が必要です。以下の環境変数をHerokuの設定で追加します。

    • PUPPETEER_SKIP_CHROMIUM_DOWNLOAD: true
    • PUPPETEER_EXECUTABLE_PATH: /app/.apt/usr/bin/google-chrome

    PUPPETEER_SKIP_CHROMIUM_DOWNLOADをtrueに設定することで、ビルド時にChromiumのダウンロードをスキップし、Herokuの環境で提供されているバージョンを使用します。PUPPETEER_EXECUTABLE_PATHは、Chromiumの実行可能ファイルへのパスを指定します。

  4. プロキシの設定(オプション) もしHerokuのデプロイ環境がプロキシを経由してインターネットに接続する必要がある場合は、以下の環境変数を追加します。

    • HTTP_PROXY: プロキシのHTTP接続設定
    • HTTPS_PROXY: プロキシのHTTPS接続設定
  5. Puppeteerの使用例の追加 ビルドパックと環境変数の設定が完了したら、Puppeteerを使用するコード例を追加します。たとえば、スクリーンショットを撮影するスクリプトやWebページのスクレイピングを行うスクリプトなどを作成します。

以上が、HerokuでPuppeteerを使用するための基本的な手順です。これにより、Puppeteerを含むNode.jsアプリケーションをHerokuにデプロイし、ブラウザ自動化の機能を利用することができます。