- SQLビューの作成: SQLビューは、既存のテーブルまたは他のビューを基にして定義されます。以下の例では、"employees"というテーブルを基にしたビューを作成しています。
CREATE VIEW employee_view AS
SELECT id, name, department
FROM employees
WHERE department = 'Sales';
上記のコードでは、"employee_view"という名前のビューを作成し、"employees"テーブルから部署が'Sales'である従業員のid、name、departmentを選択しています。
- SQLビューの使用: 作成したSQLビューは、テーブルのようにクエリを実行することができます。以下の例では、"employee_view"を使用してクエリを実行しています。
SELECT *
FROM employee_view
WHERE name LIKE 'John%';
上記のコードでは、"employee_view"から名前が'John'で始まる従業員のすべての情報を選択しています。
- SQLビューの更新: SQLビューは、元となるテーブルのデータが変更されると自動的に更新されます。たとえば、"employees"テーブルの一部のデータが変更された場合、"employee_view"も同様に変更されます。
ただし、ビュー自体の定義を変更する場合は、ALTER VIEW
ステートメントを使用してビューを変更できます。
ALTER VIEW employee_view
AS
SELECT id, name, department, salary
FROM employees
WHERE department = 'Sales';
上記のコードでは、"employee_view"の定義を変更して、salary列を追加しました。
SQLビューは、データベース内の複雑なクエリを抽象化し、シンプルで効率的なデータ操作を可能にする強力なツールです。これらの基本的な操作を通じて、あなたはPostgreSQLにおけるSQLビューの作成と使用方法を理解することができるでしょう。