APIのバージョニングについてのガイド


  1. バージョニング方法の選択:

    • パスベースのバージョニング: APIのエンドポイントにバージョン番号を含める方法です。例えば、/v1/users/v2/usersのように、バージョン番号をパスに組み込むことができます。
    • ヘッダーベースのバージョニング: リクエストヘッダーにバージョン情報を含める方法です。一般的なヘッダー名はX-API-Versionです。
  2. 互換性の維持:

    • 既存のエンドポイントの変更を最小限に抑えることで、バージョン間の互換性を保ちます。新しいバージョンでは、新しいエンドポイントを追加することができます。
    • レスポンスのデータ構造に変更がある場合は、旧バージョンと互換性のあるデータ形式を提供するための処理を検討します。
  3. ドキュメンテーションの提供:

    • バージョンごとにドキュメントを整理し、APIの変更点や新機能を明示します。これにより、開発者が適切なバージョンを選択できるようになります。
  4. コード例:

    • パスベースのバージョニングのコード例:
    app.get('/v1/users', (req, res) => {
     // v1のユーザー情報を取得する処理
    });
    app.get('/v2/users', (req, res) => {
     // v2のユーザー情報を取得する処理
    });
    • ヘッダーベースのバージョニングのコード例:
    app.get('/users', (req, res) => {
     const apiVersion = req.headers['x-api-version'];
    
     if (apiVersion === '1.0') {
       // v1のユーザー情報を取得する処理
     } else if (apiVersion === '2.0') {
       // v2のユーザー情報を取得する処理
     } else {
       // サポートされていないバージョンのエラー処理
     }
    });

以上がAPIのバージョニングに関するシンプルで簡単な方法といくつかのコード例です。これらの手法を適切に使用することで、APIの変更に対する柔軟性と互換性を確保することができます。