Pythonでモジュールのインポートログを無視する方法を紹介します。プログラムを実行した際に表示されるモジュールのインポートに関するログメッセージを抑制することで、出力の見やすさや実行速度を向上させることができます。
Pythonの標準ライブラリであるlogging
モジュールを使用して、ログの制御を行います。以下の方法を使用すると、特定のモジュールのインポートログを無視することができます。
import logging
logging.getLogger("モジュール名").setLevel(logging.ERROR)
上記のコードでは、logging.getLogger()
メソッドを使用して特定のモジュールのロガーを取得し、setLevel()
メソッドを使用してログレベルを設定しています。logging.ERROR
を指定することで、そのモジュールからのエラーメッセージのみが表示されるようになります。
以下は具体的な例です。requests
モジュールからのインポートログを無視する場合のコードです。
import logging
logging.getLogger("requests").setLevel(logging.ERROR)
import requests
# ここからrequestsモジュールを使用したコードを記述する
上記のコードでは、requests
モジュールのインポートログが表示されず、エラーメッセージのみが表示されます。
これにより、プログラムの実行時に表示されるログメッセージの量を減らし、実行速度を向上させることができます。ただし、重要なエラーメッセージが抑制される可能性があるため、注意が必要です。