SQLite データベースを使用して .NET Core アプリケーションを構築する方法


まず、SQLite データベースを操作するために Entity Framework Core を使用します。Entity Framework Core は、データベースとのやり取りを簡素化し、オブジェクト指向のアプローチを可能にするための ORM(Object-Relational Mapping)ツールです。

以下の手順で、SQLite データベースを使用する .NET Core アプリケーションを構築します。

  1. .NET Core プロジェクトを作成します。 dotnet new console -n MyApp cd MyApp

  2. Entity Framework Core をインストールします。 dotnet add package Microsoft.EntityFrameworkCore.Sqlite

  3. データベースコンテキストクラスを作成します。 例えば、以下のようなクラスを作成します。

    using Microsoft.EntityFrameworkCore;
    public class MyAppDbContext : DbContext
    {
       public DbSet<MyEntity> MyEntities { get; set; }
       protected override void OnConfiguring(DbContextOptionsBuilder optionsBuilder)
       {
           optionsBuilder.UseSqlite("Data Source=myapp.db");
       }
    }
  4. Scaffold コマンドを使用してモデルとコンテキストを自動生成します。 dotnet ef dbcontext scaffold "Data Source=myapp.db" Microsoft.EntityFrameworkCore.Sqlite

    このコマンドは、指定したデータベースを基にエンティティクラスとデータベースコンテキストクラスを自動的に生成します。

  5. 生成されたエンティティクラスとデータベースコンテキストクラスを使用して、データベース操作を行います。 例えば、以下のようにデータをクエリするコードを追加します。

    using System;
    using System.Linq;
    class Program
    {
       static void Main()
       {
           using (var db = new MyAppDbContext())
           {
               var entities = db.MyEntities.ToList();
               foreach (var entity in entities)
               {
                   Console.WriteLine(entity.Name);
               }
           }
       }
    }

これで、.NET Core アプリケーションで SQLite データベースを使用する準備が整いました。以上の手順に従って、データベースとのやり取りを簡単に行うことができます。

この記事では、SQLite データベースの操作方法と Entity Framework Core の基本的な使い方を説明しました。これにより、.NET Core アプリケーションでデータベースを活用する際の基礎知識を得ることができます。