まず、SQLite データベースを操作するために Entity Framework Core を使用します。Entity Framework Core は、データベースとのやり取りを簡素化し、オブジェクト指向のアプローチを可能にするための ORM(Object-Relational Mapping)ツールです。
以下の手順で、SQLite データベースを使用する .NET Core アプリケーションを構築します。
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.NET Core プロジェクトを作成します。 dotnet new console -n MyApp cd MyApp
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Entity Framework Core をインストールします。 dotnet add package Microsoft.EntityFrameworkCore.Sqlite
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データベースコンテキストクラスを作成します。 例えば、以下のようなクラスを作成します。
using Microsoft.EntityFrameworkCore; public class MyAppDbContext : DbContext { public DbSet<MyEntity> MyEntities { get; set; } protected override void OnConfiguring(DbContextOptionsBuilder optionsBuilder) { optionsBuilder.UseSqlite("Data Source=myapp.db"); } }
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Scaffold コマンドを使用してモデルとコンテキストを自動生成します。 dotnet ef dbcontext scaffold "Data Source=myapp.db" Microsoft.EntityFrameworkCore.Sqlite
このコマンドは、指定したデータベースを基にエンティティクラスとデータベースコンテキストクラスを自動的に生成します。
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生成されたエンティティクラスとデータベースコンテキストクラスを使用して、データベース操作を行います。 例えば、以下のようにデータをクエリするコードを追加します。
using System; using System.Linq; class Program { static void Main() { using (var db = new MyAppDbContext()) { var entities = db.MyEntities.ToList(); foreach (var entity in entities) { Console.WriteLine(entity.Name); } } } }
これで、.NET Core アプリケーションで SQLite データベースを使用する準備が整いました。以上の手順に従って、データベースとのやり取りを簡単に行うことができます。
この記事では、SQLite データベースの操作方法と Entity Framework Core の基本的な使い方を説明しました。これにより、.NET Core アプリケーションでデータベースを活用する際の基礎知識を得ることができます。