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データベース接続の設定: まず、EF Coreが使用するデータベース接続を設定する必要があります。appsettings.jsonファイルなどの構成ファイルを使用して、接続文字列を指定します。
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モデルクラスの作成: 次に、モデルクラスを作成します。これは、データベースのテーブルと対応するエンティティを表すクラスです。例えば、"Customer"というテーブルがある場合、それに対応する"Customer"クラスを作成します。
public class Customer
{
public int Id { get; set; }
public string Name { get; set; }
public string Email { get; set; }
}
- DbContextクラスの作成と構成: 次に、DbContextクラスを作成します。これは、データベースとの対話を管理するクラスです。DbContextクラスには、データベースのテーブルとモデルクラスのマッピング情報が含まれます。
public class AppDbContext : DbContext
{
public DbSet<Customer> Customers { get; set; }
protected override void OnConfiguring(DbContextOptionsBuilder optionsBuilder)
{
optionsBuilder.UseSqlServer("your_connection_string_here");
}
}
- マイグレーションの作成と適用: EF Coreのマイグレーション機能を使用して、データベーススキーマを作成または更新します。コマンドラインツールやパッケージマネージャコンソールから、以下のコマンドを使用します。
dotnet ef migrations add InitialCreate
dotnet ef database update
- データの操作: これで、モデルを使用してデータベースのテーブルにアクセスできるようになりました。例えば、新しい顧客を作成する場合は次のようにします。
using (var dbContext = new AppDbContext())
{
var newCustomer = new Customer
{
Name = "John Doe",
Email = "[email protected]"
};
dbContext.Customers.Add(newCustomer);
dbContext.SaveChanges();
}
以上が、EF Coreを使用して単一のテーブルからモデルを作成する手順です。これにより、データベースとの対話がより簡単になり、オブジェクト指向のアプローチでデータを操作できるようになります。