EF Coreを使用して単一のテーブルからモデルを作成する方法


  1. データベース接続の設定: まず、EF Coreが使用するデータベース接続を設定する必要があります。appsettings.jsonファイルなどの構成ファイルを使用して、接続文字列を指定します。

  2. モデルクラスの作成: 次に、モデルクラスを作成します。これは、データベースのテーブルと対応するエンティティを表すクラスです。例えば、"Customer"というテーブルがある場合、それに対応する"Customer"クラスを作成します。

public class Customer
{
    public int Id { get; set; }
    public string Name { get; set; }
    public string Email { get; set; }
}
  1. DbContextクラスの作成と構成: 次に、DbContextクラスを作成します。これは、データベースとの対話を管理するクラスです。DbContextクラスには、データベースのテーブルとモデルクラスのマッピング情報が含まれます。
public class AppDbContext : DbContext
{
    public DbSet<Customer> Customers { get; set; }
    protected override void OnConfiguring(DbContextOptionsBuilder optionsBuilder)
    {
        optionsBuilder.UseSqlServer("your_connection_string_here");
    }
}
  1. マイグレーションの作成と適用: EF Coreのマイグレーション機能を使用して、データベーススキーマを作成または更新します。コマンドラインツールやパッケージマネージャコンソールから、以下のコマンドを使用します。
dotnet ef migrations add InitialCreate
dotnet ef database update
  1. データの操作: これで、モデルを使用してデータベースのテーブルにアクセスできるようになりました。例えば、新しい顧客を作成する場合は次のようにします。
using (var dbContext = new AppDbContext())
{
    var newCustomer = new Customer
    {
        Name = "John Doe",
        Email = "[email protected]"
    };
    dbContext.Customers.Add(newCustomer);
    dbContext.SaveChanges();
}

以上が、EF Coreを使用して単一のテーブルからモデルを作成する手順です。これにより、データベースとの対話がより簡単になり、オブジェクト指向のアプローチでデータを操作できるようになります。