.NET Coreでのスキャフォールディングコマンドの使用方法


  1. エンティティフレームワークのコードスキャフォールディング:

    • データベースのテーブルからエンティティクラスを自動生成する方法です。
    • コマンドラインで、プロジェクトのルートディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します:
      dotnet ef dbcontext scaffold "Connection String" Microsoft.EntityFrameworkCore.SqlServer -o Models

      (注: "Connection String"は、データベースに接続するための接続文字列を指定します。Modelsは、生成されたエンティティクラスの出力先ディレクトリです。)

  2. Identityのスキャフォールディング:

    • ASP.NET Core Identityを使用してユーザー認証を実装する際に、Identity関連のコードを自動生成する方法です。
    • コマンドラインで、プロジェクトのルートディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します:
      dotnet aspnet-codegenerator identity -dc ApplicationDbContext --files "Account.Register;Account.Login"

      (注: ApplicationDbContextは、アプリケーションのデータベースコンテキストクラスへの参照です。--filesオプションを使用して、生成するコードファイルを指定します。)

これらは一部のスキャフォールディングコマンドの例です。.NET Coreでは、他にも多くのスキャフォールディングコマンドが利用可能です。適切なコマンドを使用することで、コード生成にかかる手作業を減らし、開発効率を向上させることができます。