まず、Docker Composeをインストールします。Docker Composeは、複数のDockerコンテナを定義し、管理するためのツールです。公式のDockerドキュメントから最新バージョンをダウンロードし、インストールしてください。
次に、Docker Composeの設定ファイル(docker-compose.yml)を作成します。以下は、Minioを使用するための基本的な設定例です。
version: '3'
services:
minio:
image: minio/minio
ports:
- 9000:9000
environment:
- MINIO_ACCESS_KEY=minio-access-key
- MINIO_SECRET_KEY=minio-secret-key
volumes:
- ./data:/data
command: server /data
設定ファイルでは、Minioコンテナを定義しています。image
プロパティで使用するMinioのDockerイメージを指定し、ports
プロパティでホストマシンとコンテナの間のポートマッピングを設定します。environment
プロパティでは、アクセスキーとシークレットキーを指定します。データの永続性のために、volumes
プロパティでホストマシン上のディレクトリとコンテナ内のディレクトリをマウントします。最後に、command
プロパティでMinioサーバーを起動するためのコマンドを指定します。
設定ファイルを保存したら、コマンドラインから以下のコマンドを実行してMinioを起動します。
docker-compose up -d
これにより、Minioコンテナがバックグラウンドで実行されます。
Minioの管理コンソールにアクセスするには、Webブラウザでhttp://localhost:9000
にアクセスします。アクセスキーとシークレットキーは、設定ファイルで指定した値を使用してログインします。Minioの管理コンソールから、バケットの作成やオブジェクトのアップロードなど、さまざまな操作を行うことができます。
以上が、MinioをDocker Composeで設定する方法の基本的な手順です。この方法を利用することで、簡単にオブジェクトストレージを構築し、データを管理することができます。