OpenSSLのソースからのダウンロードとインストール方法


  1. OpenSSLの公式ウェブサイトにアクセスし、最新のソースコードをダウンロードします。https://www.openssl.org/にアクセスして、"Downloads"セクションからソースコードの圧縮ファイル(.tar.gzまたは.zip形式)を入手します。

  2. ダウンロードしたファイルを適当なディレクトリに展開します。展開方法は、ファイル形式によって異なりますが、一般的には次のようなコマンドを使用します。

    # .tar.gz形式の場合
    tar -zxvf openssl-x.x.x.tar.gz
    # .zip形式の場合
    unzip openssl-x.x.x.zip

    ここで、"x.x.x"はダウンロードしたファイルのバージョン番号です。

  3. 展開されたディレクトリに移動します。

    cd openssl-x.x.x
  4. OpenSSLをビルドおよびインストールします。以下のコマンドを順番に実行します。

    ./config
    make
    make install

    ./configコマンドは、システムの環境に合わせた設定を行います。makeコマンドは、コンパイルを実行し、make installコマンドは、ビルドされたバイナリをシステムにインストールします。

    インストール時に特定のディレクトリにインストールする場合は、./configコマンドの前に--prefix=/path/to/installのようなオプションを指定します。

  5. インストールが完了したら、OpenSSLが正しく動作するかを確認するために、コマンドラインから以下のコマンドを実行します。

    openssl version

    バージョン情報が表示されれば、OpenSSLのインストールは成功しています。

以上が、OpenSSLのソースコードからのダウンロードとインストールの手順です。これにより、セキュアな通信のための暗号化機能を利用することができます。