- マクロクレートの作成: カスタムマクロを定義するために、新しいRustプロジェクトを作成します。
cargo new
コマンドを使用して、新しいプロジェクトディレクトリを作成します。
$ cargo new custom_macros
$ cd custom_macros
-
lib.rs
ファイルの作成:src
ディレクトリ内にlib.rs
ファイルを作成します。これは、カスタムマクロの実装を含むメインのRustモジュールとなります。 -
マクロの定義:
lib.rs
ファイル内で、macro_rules!
マクロを使用してカスタムマクロを定義します。以下は、単純なカスタムマクロの例です。
#[macro_export]
macro_rules! greet {
() => {
println!("Hello, world!");
};
}
この例では、greet!
という名前のカスタムマクロを定義しています。greet!
マクロが呼び出されると、"Hello, world!"というメッセージが表示されます。
- カスタムマクロの使用: カスタムマクロは、Rustのコード内で使用することができます。例えば、以下のようにしてカスタムマクロを呼び出すことができます。
fn main() {
greet!();
}
この例では、greet!
マクロが呼び出されています。
以上の手順に従うことで、Rustでカスタムマクロを作成することができます。カスタムマクロを使用することで、繰り返しコードを減らす、ドメイン固有の言語を作成する、または他の機能の実現に役立つなど、さまざまな用途に活用することができます。