C#での非同期処理中の例外の再スロー方法とベストプラクティス


  1. async/awaitキーワードを使用する方法: asyncメソッド内で例外が発生した場合、その例外が非同期操作の状態にラップされます。非同期操作の結果を待つ場合は、awaitキーワードを使用します。この場合、例外はawait式の中で再スローされます。

    async Task MyAsyncMethod()
    {
       try
       {
           // 非同期処理のコード
       }
       catch (Exception ex)
       {
           // 例外を処理する必要がある場合はここで行います
           throw; // 例外を再スローします
       }
    }

    この方法では、非同期処理中に発生した例外が適切に処理され、呼び出し元に再スローされます。

  2. Taskクラスを使用する方法: async/awaitキーワードを使用せずに非同期処理を行う場合、Taskクラスを使用して例外を再スローすることができます。以下はその例です。

    Task MyAsyncMethod()
    {
       return Task.Run(() =>
       {
           try
           {
               // 非同期処理のコード
           }
           catch (Exception ex)
           {
               // 例外を処理する必要がある場合はここで行います
               throw; // 例外を再スローします
           }
       });
    }

    この方法では、非同期処理中に発生した例外をTaskオブジェクトにラップし、呼び出し元に再スローします。

上記の方法は一般的なものですが、実際のケースに応じて適切な方法を選択する必要があります。また、例外を再スローする場合、必要に応じて例外処理を行うことも重要です。