HerokuでDockerfileを使用する際の"exec format error"エラーの解決方法(M1チップ対応)


このエラーの原因は、M1チップとx86アーキテクチャの互換性の問題です。Herokuのデフォルトのビルドプロセスでは、x86アーキテクチャ用のDockerイメージが使用されますが、M1チップの環境ではこれが実行できません。

  1. Heroku CLIをインストールします。

  2. ターミナルを開き、以下のコマンドを実行して、M1チップ用のビルドスタックを設定します。

    heroku stack:set heroku-20
  3. Dockerfileを作成し、M1チップ用のイメージを指定します。例えば、次のようなDockerfileを使用することができます。

    FROM --platform=linux/amd64 heroku/python
    # ここにアプリケーションのビルド手順を記述します

    上記の例では、heroku/pythonイメージを使用していますが、--platformオプションを指定することでM1チップ用のイメージを利用するように設定しています。

  4. ターミナルでDockerイメージをビルドし、Herokuにデプロイします。

    docker build -t <イメージ名> .
    heroku container:push <イメージ名>
    heroku container:release <イメージ名>

これで、M1チップを搭載したMacでDockerfileを使用してHerokuにアプリケーションをデプロイする際の"exec format error"エラーが解決されるはずです。

以上の手順を実行することで、M1チップ対応のDockerイメージを使用してHerokuにアプリケーションをデプロイすることができます。これにより、"exec format error"エラーを回避し、スムーズなデプロイを行うことができます。