WindowsのコマンドプロンプトでC++をコンパイルする方法


  1. コンパイラのインストール: 最初に、C++のコンパイラをインストールする必要があります。Windowsでは、通常、MinGW(Minimalist GNU for Windows)やMSYS2といったツールセットを使用します。これらのツールセットは、GCC(GNU Compiler Collection)を含んでおり、C++のコンパイラを提供します。インストール手順はツールセットによって異なる場合がありますので、公式のドキュメントを参照してください。

  2. コードの作成: テキストエディタを使用して、C++のコードを作成します。例えば、"main.cpp"という名前のファイルに以下のようなコードを書いて保存します。

    #include <iostream>
    int main() {
       std::cout << "Hello, World!" << std::endl;
       return 0;
    }
  3. コンパイル: 作成したC++のコードをコンパイルします。以下の手順に従ってください。

    • コマンドプロンプトを開きます。
    • ソースコードが保存されているディレクトリに移動します。例えば、cd C:\path\to\your\codeと入力します。
    • 次に、以下のコマンドを入力してコンパイルします。

      g++ main.cpp -o output.exe

      上記のコマンドでは、g++はコンパイラの実行ファイルの名前です。main.cppはコンパイルするソースコードのファイル名です。output.exeはコンパイルされた実行可能ファイルの出力名です。この名前は任意で指定できます。

  4. 実行: コンパイルが成功すると、実行可能ファイルが生成されます。以下のコマンドを入力して、コンパイルされたプログラムを実行します。

    output.exe

    上記のコマンドを実行すると、コンソールに"Hello, World!"と表示されるはずです。

以上がWindowsのコマンドプロンプトでC++をコンパイルして実行する基本的な手順です。この方法を使って、さまざまなC++プログラムをコンパイルして実行することができます。