OracleのCPUパーセッション制限とその分析方法


以下に、CPUパーセッション制限の原因を分析し、対処するためのいくつかの方法とコード例を示します。

  1. セッション数の監視と制御:

    • V$LICENSEビューを使用して、現在のライセンス制限内のセッション数を把握します。
    • V$SESSIONビューを使用して、実行中のセッション数とそのCPU使用量を監視します。
    • ユーザーセッションの増加に対して適切にスケールアップすることを検討します。
  2. 不要なクエリやプロセスの特定:

    • V$SQLビューを使用して、高消費CPUのクエリを特定します。
    • V$SESSION_LONGOPSビューやV$SESSION_WAITビューを使用して、長時間実行される操作や待機しているプロセスを確認します。
    • 不要なクエリやプロセスを特定し、最適化または削除することでCPUパーセッションの使用量を削減します。
  3. パフォーマンスチューニング:

    • SQLのチューニングを行い、クエリの実行計画やインデックスの最適化を検討します。
    • データベースパラメータの調整やハードウェアのアップグレードを検討します。
    • パフォーマンスボトルネックを特定するために、Oracle Enterprise ManagerやAWRレポートなどのツールを使用します。
  4. リソース管理の設定:

    • Oracle Resource Managerを使用して、セッションごとのCPU使用量を制御します。
    • Resource Managerを使用して、重要なクエリやセッションに優先順位を付け、予約リソースを割り当てます。