JavaScriptのArrayBuffersの使用方法


ArrayBuffersは、JavaScriptでバイナリデータを効率的に扱うための機能です。この記事では、ArrayBuffersの基本的な使用方法といくつかのコード例を紹介します。

  1. ArrayBufferの作成: ArrayBufferは、固定長のバッファーを作成するためのオブジェクトです。以下のようにしてArrayBufferを作成します。
const buffer = new ArrayBuffer(16); // 16バイトのバッファーを作成
  1. TypedArrayの作成: TypedArrayは、ArrayBuffer内のデータを直接操作するためのビューです。以下は、TypedArrayを作成し、データを設定する例です。
const buffer = new ArrayBuffer(16);
const view = new Uint8Array(buffer); // 8ビット符号なし整数のTypedArrayを作成
view[0] = 255; // 最初の要素に値を設定
  1. バイト単位でのデータアクセス: TypedArrayを使用すると、バイト単位でのデータアクセスが可能です。以下は、バイト単位でデータを読み書きする例です。
const buffer = new ArrayBuffer(16);
const view = new DataView(buffer); // バイト単位でのデータアクセスを提供するDataViewを作成
view.setUint16(0, 512); // 最初の2バイトに値を設定
const value = view.getUint8(1); // 2番目のバイトの値を取得
  1. バッファーのサイズ変更: ArrayBufferのサイズを変更するには、新しいArrayBufferを作成して既存のデータをコピーする必要があります。以下は、バッファーのサイズを変更する例です。
const buffer = new ArrayBuffer(16);
const newBuffer = new ArrayBuffer(32); // 新しいサイズのArrayBufferを作成
const view = new Uint8Array(buffer);
const newView = new Uint8Array(newBuffer);
newView.set(view); // 既存のデータを新しいバッファーにコピー

これらは、ArrayBuffersの基本的な使用方法と一部のコード例の紹介です。ArrayBuffersは、バイナリデータを効率的に処理するための強力なツールであり、メモリ操作やネットワーキングなど、さまざまな用途に活用されます。詳細な情報は、公式のJavaScriptリファレンスやチュートリアルを参照してください。