JavaのStringBufferクラスの使い方とメソッドの解説

2024-02-09 13:32 Java StringBuffer 文字列操作

StringBufferは、Javaプログラミング言語で使用されるクラスです。StringBufferは、可変の文字列を表現するために使用されます。文字列を追加、挿入、削除するためのメソッドを提供します。

StringBufferは、文字列の操作において効率的なクラスです。これは、文字列を追加するたびに新しいオブジェクトを作成せず、元のオブジェクト内で操作を行うためです。これにより、大量の文字列操作が必要な場合にメモリ使用量を節約し、パフォーマンスを向上させることができます。

以下に、StringBufferクラスのいくつかの主なメソッドと使用例を示します。

  1. append(String str): 文字列を末尾に追加します。

    StringBuffer sb = new StringBuffer("Hello");
sb.append(" World");
System.out.println(sb.toString()); // 出力: Hello World

  2. insert(int offset, String str): 指定した位置に文字列を挿入します。

    StringBuffer sb = new StringBuffer("Hello");
sb.insert(5, " World");
System.out.println(sb.toString()); // 出力: Hello World

  3. delete(int start, int end): 指定した範囲の文字列を削除します。

    StringBuffer sb = new StringBuffer("Hello World");
sb.delete(5, 11);
System.out.println(sb.toString()); // 出力: Hello

  4. reverse(): 文字列を逆順にします。

    StringBuffer sb = new StringBuffer("Hello");
sb.reverse();
System.out.println(sb.toString()); // 出力: olleH

StringBufferクラスはスレッドセーフですが、パフォーマンスが向上するStringBuilderクラスも利用できます。StringBuilderは非スレッドセーフですが、単一スレッドの環境ではStringBufferよりも高速です。