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SELinuxの設定を確認する: SELinuxの設定を確認し、Apacheのアクセスを許可する必要があるかどうかを確認します。SELinuxは、アクセス制御ポリシーを通じてプロセスのアクセスを制限するため、Apacheが必要なアクセス許可を持っているかどうかを確認する必要があります。
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ログファイルを確認する: Apacheのエラーログを確認し、SELinuxによって拒否されたアクセスの詳細を把握します。一般的な場所は、/var/log/httpd/error_logです。エラーログには、SELinuxによって拒否されたリクエストに関する情報が記録されています。
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SELinuxコンテキストを調整する: ファイルやディレクトリのSELinuxコンテキストを調整することで、Apacheへのアクセスを許可することができます。例えば、次のコマンドを使用して、ドキュメントルートのSELinuxコンテキストを調整できます。
chcon -Rv --type=httpd_sys_content_t /path/to/document_root
このコマンドは、指定したパス以下のファイルとディレクトリのSELinuxコンテキストを"httpd_sys_content_t"に変更します。
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SELinuxモードを変更する: SELinuxのモードを変更することで、一時的にApacheのアクセスを許可することができます。ただし、セキュリティ上のリスクが伴うため、慎重に行う必要があります。以下のコマンドを使用して、SELinuxのモードを変更します。
setenforce 0
このコマンドは、SELinuxをパフォーマンスモードから無効にします。ただし、再起動するとデフォルトのモードに戻ります。