JavaでJSONをデシリアライズする方法について、シンプルで簡単なコード例と解説をご紹介します。
JSON(JavaScript Object Notation)は、データの保存や交換に広く利用される軽量なデータフォーマットです。Javaでは、JSONを扱うためのライブラリがいくつか提供されていますが、ここではJacksonライブラリを使用した例を説明します。
まず、Jacksonライブラリをプロジェクトに追加します。Mavenを使用している場合は、pom.xmlファイルに以下の依存関係を追加します。
<dependency>
<groupId>com.fasterxml.jackson.core</groupId>
<artifactId>jackson-databind</artifactId>
<version>2.12.5</version>
</dependency>
次に、JSONをデシリアライズするためのクラスを作成します。例として、以下のようなJSONがあるとします。
{
"name": "John Doe",
"age": 25,
"email": "[email protected]"
}
このJSONをデシリアライズするためのJavaクラスを作成します。
import com.fasterxml.jackson.databind.ObjectMapper;
public class Person {
private String name;
private int age;
private String email;
// ゲッターセッターの定義
public static void main(String[] args) throws Exception {
String json = "{\"name\":\"John Doe\",\"age\":25,\"email\":\"[email protected]\"}";
ObjectMapper mapper = new ObjectMapper();
Person person = mapper.readValue(json, Person.class);
System.out.println("Name: " + person.getName());
System.out.println("Age: " + person.getAge());
System.out.println("Email: " + person.getEmail());
}
}
上記の例では、JacksonのObjectMapperクラスを使用してJSONをデシリアライズしています。readValue
メソッドは、JSON文字列とデシリアライズするJavaクラスの型を引数として受け取ります。デシリアライズされたオブジェクトは、指定したJavaクラスのインスタンスとして返されます。
上記のコードを実行すると、JSONがデシリアライズされてPersonオブジェクトが生成され、その内容が表示されます。
これは簡単な例ですが、Jacksonライブラリを使用することでより複雑なJSONのデシリアライズも可能です。必要に応じて、公式のドキュメントや他のリソースを参考にしてください。
以上がJavaでJSONをデシリアライズする方法の一例です。ご参考になれば幸いです。