まず、Triton Serverを起動するためには、以下の手順を実行します。
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Triton Serverをインストールします。公式のGitHubリポジトリから最新のリリースバージョンをダウンロードし、適切な環境にインストールします。
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Triton Serverの設定ファイルを作成します。設定ファイルは、Triton Serverの構成を指定するためのものであり、モデルのパスや推論の設定などを記述します。以下は、サンプルの設定ファイルの一部です。
model-repository: /path/to/model/directory
backend:
name: tensorflow
version: 2
上記の例では、モデルの保存場所として/path/to/model/directory
を指定し、バックエンドとしてTensorFlowのバージョン2を使用する設定になっています。
- Triton Serverを起動します。以下のコマンドを実行します。
tritonserver --model-repository=/path/to/model/directory --backend-config=backend_config.pbtxt
上記のコマンドでは、モデルの保存場所と設定ファイルのパスを指定してTriton Serverを起動しています。
このようにしてTriton Serverを起動すると、指定したモデルの推論エンドポイントが作成され、クライアントからのリクエストに対して推論結果を返す準備が整います。
なお、Triton Serverはさまざまなバックエンドをサポートしており、TensorFlow、PyTorch、ONNXなどの主要なフレームワークを利用するモデルを推論することができます。また、複数のモデルを同時にロードして推論を行うことも可能です。
以上が、Triton Serverの起動コードと使用方法の解説です。Triton Serverを利用することで、ディープラーニングモデルの高速な推論を実現することができます。