値型は、変数が実際の値を保持するデータ型です。値型はスタックメモリに格納され、変数の値が直接操作されます。以下に、C#の主要な値型の一部を示します。
- 整数型: int、byte、short、longなど
- 浮動小数点型: float、double、decimalなど
- 文字型: char
- 真偽値型: bool
- 列挙型: enum
- 構造体: struct
値型の主な特徴は次のとおりです。
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メモリ効率: 値型は比較的小さなサイズを持つため、メモリを効率的に使用します。
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パフォーマンス: 参照型と比較して処理が高速です。値型はスタック上に直接割り当てられるため、メモリの参照やガベージコレクションのオーバーヘッドがありません。
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デフォルトで初期化: 値型の変数はデフォルトで初期化されます。整数型は0、真偽値型はfalse、浮動小数点型は0.0などの初期値が割り当てられます。
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イミュータブル: 値型は不変です。つまり、値型の変数の値を変更すると、新しい値型のインスタンスが作成されます。
値型の使用法については、以下のコード例を参考にしてください。
// 整数型の宣言と初期化
int age = 30;
// 浮動小数点型の宣言と初期化
double pi = 3.14;
// 文字型の宣言と初期化
char grade = 'A';
// 真偽値型の宣言と初期化
bool isPassed = true;
// 列挙型の宣言と使用
enum DaysOfWeek { Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday };
DaysOfWeek today = DaysOfWeek.Monday;
// 構造体の宣言と使用
struct Point
{
public int X;
public int Y;
}
Point point = new Point { X = 10, Y = 20 };
以上がC#における値型の基本的な理解と使用法です。値型はメモリ効率が高く、パフォーマンスが優れているため、必要に応じて適切に使用することをお勧めします。