Pythonでエラーメッセージとスタックトレースを表示する方法


Pythonでは、例外が発生すると、エラーメッセージとスタックトレースが自動的に表示されます。ただし、場合によっては、エラーメッセージとスタックトレースをプログラムの一部として取得したい場合もあります。以下に、いくつかの方法を示します。

  1. try-exceptブロックを使用する方法:
try:
    # エラーが発生する可能性のあるコード
except Exception as e:
    print("エラーメッセージ:", str(e))
    import traceback
    print("スタックトレース:")
    traceback.print_exc()

上記のコードでは、tryブロック内のコードで例外が発生した場合、exceptブロックが実行されます。exceptブロックでは、str(e)を使用して例外のエラーメッセージを取得し、traceback.print_exc()を使用してスタックトレースを表示します。

  1. tracebackモジュールを使用する方法:
import traceback
try:
    # エラーが発生する可能性のあるコード
except Exception as e:
    print("エラーメッセージ:", str(e))
    print("スタックトレース:")
    traceback.print_exc()

tracebackモジュールは、スタックトレースを取得および表示するための便利な関数を提供しています。traceback.print_exc()関数を使用すると、例外の発生箇所からのスタックトレースが表示されます。

  1. loggingモジュールを使用する方法:
import logging
try:
    # エラーが発生する可能性のあるコード
except Exception as e:
    logging.exception("エラーメッセージ:")

loggingモジュールは、ログ出力を行うための標準ライブラリです。logging.exception()関数を使用すると、エラーメッセージとスタックトレースを自動的にログに出力します。

これらの方法を使用すると、Pythonプログラムでエラーメッセージとスタックトレースを表示できます。デバッグやトラブルシューティングの際に役立つため、積極的に活用してください。