PyQtにおけるツリービューの実装方法


  1. ツリービューの表示設定: PyQtのQTreeViewクラスを使用して、ツリービューを表示します。以下は基本的なコード例です。
from PyQt5.QtWidgets import QApplication, QTreeView, QFileSystemModel, QWidget, QVBoxLayout
import sys
app = QApplication(sys.argv)
window = QWidget()
layout = QVBoxLayout(window)
tree_view = QTreeView()
model = QFileSystemModel()
model.setRootPath('')  # 表示するディレクトリのパスを指定
tree_view.setModel(model)
layout.addWidget(tree_view)
window.show()
sys.exit(app.exec_())

上記の例では、QFileSystemModelを使用してファイルシステムのツリービューを作成しています。モデルには表示したいディレクトリのルートパスを設定し、ツリービューにモデルを設定します。

  1. ツリービューのカスタマイズ: ツリービューの見た目や動作をカスタマイズするために、以下の方法を使用できます。

    • ツリービューのカラムを設定する: QTreeViewクラスのsetHeaderLabelsメソッドを使用して、表示するカラムのラベルを設定します。

    • アイテムの追加や削除: QAbstractItemModelクラスを継承して独自のモデルを作成し、addRowやremoveRowなどのメソッドを使用してアイテムを追加や削除します。

    • アイテムのデータをカスタマイズ: QAbstractItemModelクラスを継承して独自のモデルを作成し、dataメソッドをオーバーライドしてアイテムのデータをカスタマイズします。

  2. ツリービューのイベント処理: ツリービューで発生するイベントに対応するために、以下の方法を使用できます。

    • アイテムの選択状態の変更を検知する: QTreeViewクラスのselectionModelメソッドを使用して、アイテムの選択状態の変更を検知します。

    • アイテムのダブルクリックなどのイベントを処理する: QTreeViewクラスのdoubleClickedやclickedなどのシグナルを使用して、アイテムのイベントを処理します。

以上の手法を使用して、PyQtでツリービューを実装することができます。必要に応じて、さらにカスタマイズや機能拡張を行うこともできます。