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parseFloat関数の基本的な使用方法: parseFloat関数は、引数として与えられた文字列を解析し、浮動小数点数を返します。以下は基本的な使用例です。
var num = parseFloat("3.14"); console.log(num); // 結果: 3.14
上記の例では、文字列"3.14"が解析され、浮動小数点数の値3.14がnum変数に代入されます。
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parseFloat関数の注意点:
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parseFloat関数は、文字列を解析する際に先頭から数字を検出し、それを浮動小数点数として返します。しかし、解析中に数字以外の文字が出現すると、その文字以降は無視されます。例えば、以下の例を見てください。
var num = parseFloat("3.14 is a pi value"); console.log(num); // 結果: 3.14
上記の例では、文字列"3.14 is a pi value"の先頭の数字3.14が解析され、浮動小数点数の値3.14がnum変数に代入されます。文字列の後半の" is a pi value"は無視されます。
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parseFloat関数は、文字列を解析する際に浮動小数点数として解釈できる形式である必要があります。例えば、以下の例を見てください。
var num = parseFloat("ABC"); console.log(num); // 結果: NaN
上記の例では、文字列"ABC"は浮動小数点数として解釈できないため、結果としてNaN(Not a Number)が返されます。
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parseFloat関数の応用例: parseFloat関数は、数値の入力を受け取るフォームや計算機能を持つアプリケーションで頻繁に使用されます。以下に、応用例を示します。
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フォームの数値入力のバリデーション:
var input = document.getElementById("inputNumber").value; var num = parseFloat(input); if (isNaN(num)) { alert("有効な数値を入力してください。"); } else { // 有効な数値の処理を行う }
上記の例では、フォームの数値入力を取得し、parseFloat関数を使用して数値に変換します。変換結果がNaNであれば、入力が無効な数値であることを示すアラートが表示されます。
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文字列から数値への変換:
var prices = ["$10.99", "$5.99", "$7.50"]; var convertedPrices = []; for (var i = 0; i < prices.length; i++) { var price = parseFloat(prices[i].substring(1)); convertedPrices.push(price); } console.log(convertedPrices); // 結果: [10.99, 5.99, 7.5]
上記の例では、文字列の配列から"$"記号を除去し、parseFloat関数を使用して数値に変換しています。変換結果はconvertedPrices配列に格納されます。
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