C#でデストラクタをトリガーする方法


  1. Finalizeメソッドを使用する方法: C#では、デストラクタは実際にはFinalizeメソッドとして定義されます。オブジェクトが破棄される際にFinalizeメソッドが呼び出されるため、デストラクタの役割を果たすことができます。以下は、Finalizeメソッドを使用してデストラクタをトリガーする例です。

    class MyClass
    {
       ~MyClass()
       {
           // デストラクタの処理
       }
    }

    この場合、MyClassのインスタンスが破棄される際にFinalizeメソッドが呼び出され、デストラクタの処理が実行されます。

  2. Disposeパターンを使用する方法: IDisposableインターフェースを実装し、Disposeパターンを使用することもデストラクタをトリガーする方法の一つです。以下は、Disposeパターンを使用してデストラクタをトリガーする例です。

    class MyClass : IDisposable
    {
       private bool disposed = false;
       public void Dispose()
       {
           Dispose(true);
           GC.SuppressFinalize(this);
       }
       protected virtual void Dispose(bool disposing)
       {
           if (!disposed)
           {
               if (disposing)
               {
                   // マネージリソースの解放
               }
    // アンマネージリソースの解放
               disposed = true;
           }
       }
       ~MyClass()
       {
           Dispose(false);
       }
    }

    この場合、MyClassのインスタンスがDisposeメソッドで明示的に破棄されなかった場合、Finalizeメソッドが呼び出されてデストラクタの処理が実行されます。