package-lock.jsonでのCRLFの代わりにLFが置かれる原因と解決策


  1. 改行コードについて 改行コードはテキストファイル内の行を区切るために使用されます。一般的な改行コードは、Windows環境ではCRLF(Carriage Return + Line Feed)であり、UNIXやLinux環境ではLF(Line Feed)です。

  2. package-lock.jsonと改行コード 「package-lock.json」ファイルは、Node.jsプロジェクトで使用されるパッケージの依存関係を管理するためのファイルです。このファイルは通常、パッケージマネージャー(npmやYarnなど)によって自動生成されます。

問題は、Windows環境で「package-lock.json」ファイルを作成し、その後UNIXやLinux環境に移動した場合に発生します。Windows環境ではデフォルトでCRLFが使用されるため、ファイル内の改行コードもCRLFとなります。しかし、UNIXやLinux環境ではLFが一般的であり、パッケージマネージャーはこの環境に合わせてLFを使用します。

その結果、Windows環境で作成された「package-lock.json」ファイルをUNIXやLinux環境に移動すると、パッケージマネージャーがCRLFではなくLFを使用するため、CRLFがLFに置換されるという現象が起こります。

npmを使用する場合、次のコマンドを実行します:

npm install

Yarnを使用する場合、次のコマンドを実行します:

yarn install

これにより、パッケージマネージャーが現在の環境に合わせて新しい「package-lock.json」ファイルを再生成します。

3.2 改行コード変換ツールを使用する 改行コード変換ツールを使用して、「package-lock.json」ファイルの改行コードを一括で変換することもできます。

例えば、dos2unixコマンドを使用すると、CRLFをLFに変換できます:

dos2unix package-lock.json

他にも、sedやawkなどのコマンドを使用して改行コードを変換することもできます。