まず、現在のデフォルトのPythonバージョンを確認しましょう。ターミナルを開き、次のコマンドを実行します。
python --version
もし出力がPython 3.x.xとなっている場合、既にPython 3がデフォルトに設定されています。しかし、Python 2.x.xとなっている場合、以下の手順に従ってPython 3をデフォルトに設定します。
まず、Python 3をインストールします。ディストリビューションによっては、次のコマンドを使ってPython 3をインストールできます。
Debianベースのディストリビューション(例: Ubuntu):
sudo apt-get update
sudo apt-get install python3
Red Hatベースのディストリビューション(例: Fedora):
sudo dnf install python3
インストールが完了したら、次のコマンドを使ってデフォルトのPythonバージョンを設定します。
sudo update-alternatives --install /usr/bin/python python /usr/bin/python3 1
これにより、デフォルトのPythonバージョンがPython 3に設定されます。再度、以下のコマンドを実行してバージョンを確認してみましょう。
python --version
出力がPython 3.x.xとなっていれば、正常にデフォルトのPythonバージョンが変更されています。
また、特定のプロジェクトで別のPythonバージョンを使用したい場合は、仮想環境(virtualenv)を使用することをおすすめします。仮想環境を作成し、その中で必要なPythonバージョンをインストールすることで、プロジェクトごとに異なるPython環境を管理できます。
以上が、LinuxでPython 3をデフォルトにする方法です。これにより、新しいプロジェクトを始める際やPythonのパッケージをインストールする際に、常にPython 3が使用されるようになります。