C++で小数点以下2桁の数字を表示する方法には、いくつかの方法があります。以下にそれぞれの方法とコードの例を示します。
- iostream ライブラリの精度指定:
この方法では、
std::cout
ストリームの精度を設定することで小数点以下の桁数を制御します。
#include <iostream>
#include <iomanip> // std::setprecision
int main() {
double number = 3.14159265359;
std::cout << std::fixed << std::setprecision(2) << number << std::endl;
return 0;
}
このコードでは、std::fixed
を使用して小数点以下の桁数を固定し、std::setprecision(2)
で表示する桁数を2桁に指定しています。出力結果は 3.14
となります。
- printf 関数の書式指定子:
printf
関数では、書式指定子%f
を使用して小数点以下の桁数を指定することができます。
#include <cstdio>
int main() {
double number = 3.14159265359;
printf("%.2f\n", number);
return 0;
}
このコードでは、%.2f
のように書式指定子に .2
を指定することで、小数点以下の桁数を2桁に設定しています。出力結果は 3.14
となります。
- stringstream クラスを使用する方法:
std::stringstream
クラスを使用すると、文字列への変換を行った後、小数点以下の桁数を制御することができます。
#include <iostream>
#include <sstream>
#include <iomanip> // std::setprecision
int main() {
double number = 3.14159265359;
std::stringstream ss;
ss << std::fixed << std::setprecision(2) << number;
std::cout << ss.str() << std::endl;
return 0;
}
このコードでは、std::stringstream
オブジェクト ss
を使用して、std::fixed
と std::setprecision(2)
を適用しています。ss.str()
を使用して文字列として取得し、それを std::cout
で表示しています。出力結果は 3.14
となります。
これらの方法を使用すると、C++で小数点以下2桁の数字を表示することができます。選択する方法は、使用するコンテキストや好みによって異なります。