Arduinoプログラミングの基礎: void setupとvoid loopの使い方


void setupは、Arduinoが最初に実行する関数です。この関数内には、Arduinoの初期化やセットアップに必要なコードを配置します。たとえば、ピンのモード設定やシリアル通信の初期化などが行われます。以下に、void setupの基本的な構造を示します。

void setup() {
  // 初期化やセットアップに必要なコードを記述する
}

void loopは、Arduinoが繰り返し実行する関数です。この関数内には、Arduinoが常に実行するべきタスクや動作を記述します。たとえば、センサーデータの読み取りや制御信号の出力などが行われます。以下に、void loopの基本的な構造を示します。

void loop() {
  // 定期的に実行するべきタスクや動作を記述する
}

Arduinoスケッチでは、通常、void setup内で初期化コードを記述し、void loop内でメインの処理を記述します。void loop内のコードは、Arduinoが電源が入っている限り繰り返し実行されます。

以下に、具体的なコード例を示します。

void setup() {
  pinMode(LED_BUILTIN, OUTPUT);  // 内蔵LEDを出力モードに設定
}
void loop() {
  digitalWrite(LED_BUILTIN, HIGH);  // LEDを点灯
  delay(1000);  // 1秒待つ
  digitalWrite(LED_BUILTIN, LOW);  // LEDを消灯
  delay(1000);  // 1秒待つ
}

上記の例では、Arduinoの内蔵LEDを1秒ごとに点灯・消灯するという処理が行われます。

以上が、Arduinoプログラミングにおけるvoid setupとvoid loopの基本的な使い方です。これらの関数を適切に活用することで、Arduinoスケッチを効果的に記述することができます。