Pascalのrepeat文の使い方


repeat文は、指定した条件が満たされるまでブロック内の処理を繰り返します。基本的な構文は以下の通りです:

repeat
  // 繰り返す処理
until 条件式;

この構文では、繰り返し処理を行うブロック内のコードを記述し、until の後に終了条件を指定します。繰り返し処理は、条件式が真となるまで続きます。

以下に、repeat文の具体的な使い方とコード例を示します。

例1: 1から10までの数値を出力するプログラム

var
  i: integer;
begin
  i := 1;
  repeat
    writeln(i);
    i := i + 1;
  until i > 10;
end.

このプログラムでは、変数iを初期化し、1から10までの数値を順番に出力します。iが10を超えるまで繰り返し処理が行われます。

例2: ユーザーからの入力を受け取り、正しいパスワードが入力されるまで繰り返すプログラム

var
  password: string;
begin
  repeat
    writeln('パスワードを入力してください:');
    readln(password);
  until password = 'secret';
  writeln('ログイン成功しました。');
end.

このプログラムでは、ユーザーにパスワードの入力を求め、正しいパスワードが入力されるまで繰り返し処理が行われます。正しいパスワードが入力されると、「ログイン成功しました。」と表示されます。

これらのコード例を参考にして、自分自身でrepeat文を使用したプログラムを作成することができます。Pascalのプログラミングにおいて、repeat文は便利な繰り返し処理の手段となりますので、ぜひ活用してみてください。