gnuplotでのアスペクト比の設定と調整方法


gnuplotでは、プロットのアスペクト比を変更するために、set sizeコマンドを使用します。このコマンドは、プロットの幅と高さの比率を指定します。以下に、いくつかの異なる方法でアスペクト比を設定する方法を示します。

  1. 固定のアスペクト比:

    set size ratio <ratio>

    <ratio>には、プロットの幅と高さの比率を指定します。例えば、アスペクト比が1:1になるようにするには、次のようにします。

    set size ratio 1
  2. プロット領域のアスペクト比の自動調整:

    set size ratio -1

    -1を指定すると、gnuplotはプロット領域のアスペクト比を自動的に調整します。デフォルトでは、プロット領域はウィンドウまたは図のアスペクト比に合わせて調整されます。

  3. 固定の幅と高さのアスペクト比:

    set size <width_ratio>,<height_ratio>

    <width_ratio>および<height_ratio>には、プロットの幅と高さの比率を指定します。例えば、幅が2倍の高さのプロットを作成するには、次のようにします。

    set size 2,1

これらの方法を使用してアスペクト比を設定することで、gnuplotでプロットの外観を調整することができます。さらに、これらのコマンドを使用して、他の要素(軸、タイトル、ラベルなど)の位置やサイズも調整することができます。

以下に、gnuplotスクリプトの例を示します。

set terminal pngcairo
set output 'plot.png'
set size ratio 1
plot 'data.dat' with linespoints

上記の例では、アスペクト比が1:1に設定され、データファイルdata.datを線と点でプロットしています。プロットした結果は、plot.pngという名前のPNGファイルに出力されます。

これらのコード例と手法を使用して、gnuplotでアスペクト比を設定および調整する方法を理解し、ブログ投稿に役立ててください。