Javaにおけるwhileループとdo-whileループの比較


  1. whileループ: whileループは、ループの実行前に条件をチェックします。条件がtrueの場合にのみ、ループ内のコードが実行されます。以下にwhileループの基本構文を示します。
while (条件) {
    // 実行するコード
}

例えば、1から10までの数値を出力するプログラムをwhileループを使用して表現すると以下のようになります。

int i = 1;
while (i <= 10) {
    System.out.println(i);
    i++;
}

上記の例では、変数iが10以下の場合にループ内のコードが繰り返し実行されます。条件がfalseになるとループが終了します。

  1. do-whileループ: do-whileループは、ループの実行後に条件をチェックします。まず一度ループ内のコードが実行され、その後に条件が評価されます。条件がtrueの場合、ループは繰り返し実行されます。以下にdo-whileループの基本構文を示します。
do {
    // 実行するコード
} while (条件);

例えば、1から10までの数値を出力するプログラムをdo-whileループを使用して表現すると以下のようになります。

int i = 1;
do {
    System.out.println(i);
    i++;
} while (i <= 10);

上記の例では、ループ内のコードがまず1度実行され、その後に条件i <= 10が評価されます。条件がtrueの場合、ループは繰り返し実行されます。条件がfalseになるとループが終了します。

どちらのループを選択するかは、特定の状況によります。whileループはループ内のコードが実行される前に条件を確認するため、ループが1度も実行されない場合があります。一方、do-whileループはループ内のコードが最低1度は実行されることが保証されます。

また、ループ内のコードが実行された後に条件をチェックするdo-whileループは、少なくとも1回の実行を保証するため、入力の検証やユーザーからの入力の要求など、最初に必要な処理がある場合に便利です。

以上がJavaにおけるwhileループとdo-whileループの比較です。どちらのループを使用するかは、プログラムの要件と制御フローに応じて適切に選択する必要があります。