JavaScriptにおけるwhile文とdo-while文の違いと使用方法


  1. while文: while文は、指定された条件が真である限り、繰り返し実行する制御構造です。まず、条件式が評価され、真であればループの中のコードが実行されます。その後、再び条件式が評価され、条件が真の場合は繰り返し処理が続きます。

以下は、while文の基本的な構文です:

while (条件式) {
  // 実行するコード
}

例えば、1から10までの数値を出力する場合、以下のようにwhile文を使用できます:

let i = 1;
while (i <= 10) {
  console.log(i);
  i++;
}
  1. do-while文: do-while文は、条件の評価が後に行われるため、最低でも1回はループの中のコードが実行される制御構造です。まず、ループ内のコードが実行され、その後に条件式が評価されます。条件が真の場合は繰り返し処理が続きます。

以下は、do-while文の基本的な構文です:

do {
  // 実行するコード
} while (条件式);

例えば、1から10までの数値を出力する場合、以下のようにdo-while文を使用できます:

let i = 1;
do {
  console.log(i);
  i++;
} while (i <= 10);

while文とdo-while文の違いは、条件の評価タイミングです。while文は最初に条件を評価し、条件が偽の場合は一度も実行されません。一方、do-while文は最初にコードを実行し、条件が偽の場合でも少なくとも1回は実行されます。

どちらのループ構造を使用するかは、具体的な要件によります。条件式が最初から偽である可能性がある場合は、while文を使用することが適しています。一方、少なくとも1回の実行が必要な場合は、do-while文を使用することが適しています。

この記事では、JavaScriptにおけるwhile文とdo-while文の違いと使用方法について説明しました。これにより、適切なループ構造を選択し、効果的なコードを記述することができます。