以下にLeft Joinの基本的な構文を示します。
SELECT 列名
FROM テーブルA
LEFT JOIN テーブルB ON テーブルA.共通の列名 = テーブルB.共通の列名
この構文では、テーブルAとテーブルBを共通の列名を使用して結合します。Left Joinを使用することで、テーブルAの全ての行と、テーブルBの共通の列名に一致する行が返されます。一致しない場合は、NULL値が返されます。
具体的な例を示します。以下のテーブルを考えます。
テーブルA: Employees
| ID | Name | Department |
|----|--------|------------|
| 1 | John | HR |
| 2 | Sarah | Finance |
| 3 | Michael| IT |
テーブルB: Salaries
| EmployeeID | Salary |
|------------|--------|
| 1 | 5000 |
| 3 | 6000 |
| 4 | 7000 |
次のクエリを実行すると、EmployeesテーブルとSalariesテーブルをEmployeeIDを使用してLeft Joinします。
SELECT Employees.Name, Salaries.Salary
FROM Employees
LEFT JOIN Salaries ON Employees.ID = Salaries.EmployeeID
このクエリの結果は以下の通りです。
| Name | Salary |
|---------|--------|
| John | 5000 |
| Sarah | NULL |
| Michael | 6000 |
Left Joinにより、Employeesテーブルの全ての行が返されました。共通の列名に一致する行が存在する場合は、結果にその行のデータが表示されます。一致しない場合は、NULL値が表示されます。
これがLeft Joinの基本的な使い方です。Left Joinは複数のテーブルを結合する際に非常に便利な機能です。他のJoinの種類と組み合わせて使うことで、複雑なデータベース操作を行うことができます。