Pythonにおける浮動小数点数のフォーマット方法とf-stringの使用


  1. 小数点以下の桁数を指定する:

    num = 3.14159265
    formatted_num = f"{num:.2f}"
    print(formatted_num)  # 結果: 3.14

    上記の例では、f-string内でコロン(:)を使用してフォーマットオプションを指定しています。.2fは、小数点以下2桁まで表示することを意味します。

  2. 小数点以下の桁数を可変にする:

    num = 3.14159265
    precision = 4
    formatted_num = f"{num:.{precision}f}"
    print(formatted_num)  # 結果: 3.1416

    ここでは、変数precisionを使用して小数点以下の桁数を指定しています。f-string内で{precision}と書くことで、可変の桁数を指定することができます。

  3. カンマ区切りの表示:

    num = 1000000
    formatted_num = f"{num:,}"
    print(formatted_num)  # 結果: 1,000,000

    上記の例では、f-string内のコロンに続けて,(カンマ)を追加しています。これにより、数値が3桁ごとにカンマで区切られて表示されます。

  4. 正負の符号を表示する:

    num = -42.42
    formatted_num = f"{num:+}"
    print(formatted_num)  # 結果: -42.42

    正の数には+が表示され、負の数には-が表示されるようにするには、f-string内で+を指定します。

これらはいくつかの基本的なフォーマット方法の例です。f-stringを使用することで、より柔軟に浮動小数点数をフォーマットすることができます。詳細なフォーマットオプションについては、Pythonの公式ドキュメントを参照してください。