Idling Resourceは、Espressoのテストフレームワークで非同期処理を待機するために使用されます。テスト中に非同期タスクが完了するのを待つことで、正確で信頼性の高いテストを実行することができます。
Idling Resourceの依存関係を管理するために、以下の方法を使用することができます:
- CountingIdlingResource: これは、非同期タスクの数をカウントするための基本的なIdling Resourceです。タスクが開始されると
increment()
を呼び出し、完了するとdecrement()
を呼び出します。カウントがゼロになるまで待機します。
CountingIdlingResource idlingResource = new CountingIdlingResource("myIdlingResource");
// タスクが開始する場所でincrement()を呼び出す
idlingResource.increment();
// タスクが完了した場所でdecrement()を呼び出す
idlingResource.decrement();
- ResourceCallback: これは、非同期タスクの完了を待機するためのカスタムIdling Resourceです。非同期タスクが完了したときに
onTransitionToIdle()
メソッドが呼び出されます。
public class MyIdlingResource implements IdlingResource {
private ResourceCallback resourceCallback;
@Override
public String getName() {
return "myIdlingResource";
}
@Override
public boolean isIdleNow() {
// タスクの状態を確認して、完了したらtrueを返す
}
@Override
public void registerIdleTransitionCallback(ResourceCallback callback) {
this.resourceCallback = callback;
}
}
- 自動生成されたIdling Resource: Espressoは、特定のライブラリやフレームワークに対して自動的にIdling Resourceを生成する機能を提供しています。たとえば、OkHttpやRetrofitなどのネットワークライブラリを使用している場合、Espressoは自動的にネットワークリクエストの完了を待機します。
これらの方法を組み合わせることで、複雑な非同期処理のテストを効果的に管理することができます。Idling Resourceの依存関係を適切に設定することで、テストの安定性と信頼性を向上させることができます。