ESP32とATmega2560 Pro Mini間のシリアル通信の実装方法


  1. ハードウェアの接続:

    • ESP32とATmega2560 Pro Miniの間で、シリアル通信に使用するピンを接続します。一般的な設定では、ESP32のTXピンをATmega2560のRXピンに接続し、ESP32のRXピンをATmega2560のTXピンに接続します。
    • また、両方のデバイスのグラウンド(GND)ピンを接続することも忘れないでください。
  2. Arduino IDEのセットアップ:

    • Arduino IDEを開き、ESP32およびATmega2560 Pro Mini用の適切なボードパッケージをインストールします。
    • ツールメニューから、ESP32およびATmega2560 Pro Miniの正しいボードとシリアルポートを選択します。
  3. ESP32のコード:

    • ESP32のコードでは、SoftwareSerialライブラリを使用してシリアル通信を実装します。以下にコード例を示します。
    #include <SoftwareSerial.h>
    SoftwareSerial mySerial(TX_PIN, RX_PIN);  // TX_PINとRX_PINを適切なピン番号に置き換える
    void setup() {
     Serial.begin(9600);
     mySerial.begin(9600);
    }
    void loop() {
     // 何らかのデータを送信する
     mySerial.println("Hello from ESP32");
     delay(1000);
    
     // ATmega2560 Pro Miniからのデータを受信する
     while (mySerial.available()) {
       char data = mySerial.read();
       Serial.print(data);
     }
    }
  4. ATmega2560 Pro Miniのコード:

    • ATmega2560 Pro Miniのコードでは、Serialライブラリを使用してシリアル通信を実装します。以下にコード例を示します。
    void setup() {
     Serial.begin(9600);
    }
    void loop() {
     // ESP32からのデータを受信する
     while (Serial.available()) {
       char data = Serial.read();
       Serial.print(data);
     }
    // 何らかのデータを送信する
     Serial.println("Hello from ATmega2560");
     delay(1000);
    }

これで、ESP32とATmega2560 Pro Mini間でのシリアル通信が実装されます。上記のコード例は、単純なメッセージの送受信を示していますが、必要に応じてデータのパースやプロトコルの実装を追加することもできます。