Pythonでのリストスライシングの使い方


  1. リストスライシングの基本構文 リストスライシングは、次の構文を使用して行います:

    new_list = original_list[start:end:step]
    • start: スライスの開始位置を指定します。この位置の要素が含まれます。
    • end: スライスの終了位置を指定します。この位置の要素は含まれません。
    • step (オプション): ステップ数を指定します。デフォルトは1です。
  2. スライシングの例 以下に、実際のコード例をいくつか示します。

例1: リストの一部を取得する

fruits = ['apple', 'banana', 'cherry', 'date', 'elderberry']
selected_fruits = fruits[1:4]
print(selected_fruits)

出力:

['banana', 'cherry', 'date']

例2: ステップ数を指定してリストを取得する

numbers = [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
even_numbers = numbers[::2]
print(even_numbers)

出力:

[0, 2, 4, 6, 8]

例3: リストの一部を逆順で取得する

colors = ['red', 'orange', 'yellow', 'green', 'blue']
reversed_colors = colors[::-1]
print(reversed_colors)

出力:

['blue', 'green', 'yellow', 'orange', 'red']
  1. ネガティブインデックス リストスライシングでは、ネガティブインデックスを使用してリストの末尾から要素を指定することもできます。例えば、-1はリストの最後の要素を表し、-2は最後から2番目の要素を表します。

  2. スライスの代入 リストスライシングは、新しいリストを作成するだけでなく、既存のリストの要素を置き換えるためにも使用することができます。例えば、次のようにして特定の範囲の要素を別のリストで置き換えることができます:

    numbers = [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
    numbers[2:5] = [20, 30, 40]
    print(numbers)

    出力:

    [0, 1, 20, 30, 40, 5, 6, 7, 8, 9]

リストスライシングは、Pythonでリストを効果的に操作するための強力なツールです。この記事では、基本的な構文といくつかのコード例を紹介しましたが、さらに多くの応用的な使い方があります。ぜひ実際に試してみてください。