まず、基本的なtry-catch文の構文は以下の通りです。
try {
// 例外が発生する可能性のあるコード
} catch (e) {
// 例外が発生した場合の処理
}
上記のコードでは、try
ブロック内のコードが実行されます。もし、例外が発生した場合は、例外オブジェクトがcatch
ブロックの引数e
に渡され、catch
ブロック内の処理が実行されます。
さらに、特定の種類の例外に対して異なる処理を行いたい場合は、catch
ブロックを複数記述することもできます。以下に、特定の例外に対する複数のcatch
ブロックの例を示します。
try {
// 例外が発生する可能性のあるコード
} on SomeException catch (e) {
// SomeExceptionに対する処理
} on AnotherException catch (e) {
// AnotherExceptionに対する処理
}
上記の例では、SomeException
やAnotherException
といった特定の例外のみをキャッチして、それぞれに対する処理を行っています。
また、finally
ブロックを使用すると、例外の発生に関わらず必ず実行される処理を記述することができます。以下に、finally
ブロックの例を示します。
try {
// 例外が発生する可能性のあるコード
} catch (e) {
// 例外が発生した場合の処理
} finally {
// 必ず実行される処理
}
以上がDartでの例外処理(try-catch)の基本的な使い方です。必要に応じて、try-catch文を使用してエラーハンドリングを行い、プログラムの安定性を向上させることができます。