JavaScriptにおける空の値とその扱い方


  1. undefined: undefinedは、変数が宣言されているが値が代入されていない場合に使用される特殊な値です。例えば以下のような場合です。

    let undefinedVariable;
    console.log(undefinedVariable); // undefined

    変数が値を持たない場合や、関数内でreturn文がない場合などでもundefinedが返されます。

  2. null: nullは、明示的に値が存在しないことを示すために使用されます。例えば、オブジェクトのプロパティが存在しない場合や、値が存在しないことを表す場合に使用されます。

    let nullValue = null;
    console.log(nullValue); // null
  3. 空文字列: 空文字列は、文字列の長さが0であることを表します。以下のように表現されます。

    let emptyString = "";
    console.log(emptyString); // ""

    空文字列は、文字列として扱われますが、中身がないためFalsy(偽)の値として評価されます。

  4. Falsy値: JavaScriptでは、Falsy(偽)の値として評価される値があります。これには、空文字列、null、undefined、数値の0、NaN(Not a Number)などが含まれます。

    let falsyValue = "";
    console.log(Boolean(falsyValue)); // false

    Falsy値は、条件文や論理演算子で評価される際に、falseとみなされます。

以上がJavaScriptにおける空の値の一部です。適切なコンテキストでこれらの値を使用することで、プログラムの挙動を制御することができます。