JavaScriptのソートメソッドは、通常の場合にはクイックソートを使用しており、一部のブラウザではマージソートを使用しています。これらのアルゴリズムの平均時間計算量はO(n log n)です。ただし、ソート対象の配列の要素数によっては、最悪時間計算量がO(n^2)になることもあります。
以下に、ソートメソッドの基本的な使用例を示します。
const numbers = [3, 1, 5, 2, 4];
numbers.sort();
console.log(numbers); // [1, 2, 3, 4, 5]
上記の例では、sort
メソッドを使ってnumbers
配列を昇順にソートしています。デフォルトでは、sort
メソッドは要素を文字列として比較するため、数値の場合は正しい結果が得られないことがあります。数値として比較するには、比較関数を指定する必要があります。
const numbers = [3, 1, 5, 2, 4];
numbers.sort((a, b) => a - b);
console.log(numbers); // [1, 2, 3, 4, 5]
上記の例では、比較関数 (a, b) => a - b
を使用して数値として要素を比較しています。
JavaScriptのソートメソッドは、文字列やオブジェクトなどの他のデータ型でも使用することができます。ただし、これらの場合、比較関数を適切に定義する必要があります。