デクリメント型のwhileループを使用する場合、反復処理は条件式が真である限り実行され続けます。反復ブロック内でループ変数をデクリメントすることで、繰り返しのたびに変数の値を減らすことができます。
以下に、デクリメント型のwhileループの基本的な構文を示します。
let i = 初期値;
while (条件式) {
// 反復処理のコード
i--; // ループ変数のデクリメント
}
ここで、初期値
はループ変数の初期値を表し、条件式
はループの終了条件を表します。ループ変数は繰り返しのたびにデクリメントされ、条件式が偽になるとループが終了します。
以下に、具体的なコード例をいくつか示します。
例1: 10から1までの数値を出力する
let i = 10;
while (i >= 1) {
console.log(i);
i--;
}
このコードは、変数 i
の初期値を10に設定し、値が1以上である限り、数値を出力し続けます。ループのたびに i
がデクリメントされ、最終的に1になるとループが終了します。
例2: 配列の要素を逆順で出力する
const array = [1, 2, 3, 4, 5];
let i = array.length - 1;
while (i >= 0) {
console.log(array[i]);
i--;
}
このコードは、配列 array
の要素を逆順で出力します。ループ変数 i
の初期値は配列の最後のインデックスであり、値が0以上である限り、要素を出力し続けます。ループのたびに i
がデクリメントされ、最終的に0になるとループが終了します。
デクリメント型のwhileループは、特定の条件に基づいて処理を繰り返す必要がある場合に役立ちます。上記のコード例を参考にして、自分のプログラムに適用してみてください。