React Queryでは、データの取得や更新などの非同期操作を行うためのクエリ関数を定義します。これらのクエリ関数は、データの取得元や条件などを指定することができます。また、クエリの依存関係を定義することも可能です。
状態の変更に応じてデータを取得するためには、Reactの状態フック(useState)を使用して、状態を管理します。状態が変更された際には、useEffectフックを使用してReact Queryのクエリを再実行するように設定します。
以下に、具体的なコード例を示します。
import { useQuery } from 'react-query';
function BlogPost() {
const [postId, setPostId] = useState(1);
// postIdの値が変更されるたびにクエリを再実行する
const { data, isLoading, isError } = useQuery(['post', postId], () =>
fetch(`/api/posts/${postId}`).then((res) => res.json())
);
if (isLoading) {
return <div>Loading...</div>;
}
if (isError) {
return <div>Error fetching data</div>;
}
return (
<div>
<h1>{data.title}</h1>
<p>{data.content}</p>
</div>
);
}
上記の例では、postId
という状態を持ち、その値が変更されるたびにuseQuery
フックが再実行されます。useQuery
の第一引数にはクエリのキーを指定し、第二引数にはクエリ関数を定義します。クエリのキーは依存関係の識別子として使用され、異なる値が指定されるとクエリが再実行されます。
このように、React Queryを使用することで、状態の変更に応じてデータを取得し、管理することができます。さまざまな状態や条件に基づいてクエリを定義し、最新のデータを取得することができます。また、React Queryはクライアントサイドキャッシュを提供しており、データの再フェッチやキャッシュの活用も容易に行うことができます。
この記事では、React Queryの基本的な使用方法を紹介しましたが、さらに高度な機能や最適化手法も存在します。React Queryの公式ドキュメントを参照することで、さらに詳細な情報を得ることができます。