以下に、toFixed()メソッドの使用例と注意点を示します。
const number = 3.14159;
const roundedNumber = number.toFixed(2);
console.log(roundedNumber); // 結果: "3.14"
上記の例では、number変数の値を小数点以下2桁に丸めた結果をroundedNumber変数に格納し、コンソールに出力しています。
注意点としては、toFixed()メソッドは文字列を返すため、返された値を数値として使用する場合には再度パースする必要があります。
const number = 3.14159;
const roundedNumber = number.toFixed(2);
const parsedNumber = parseFloat(roundedNumber);
console.log(parsedNumber); // 結果: 3.14 (数値)
また、toFixed()メソッドは指定した桁数に丸めるため、指定した桁数よりも多い小数点以下の桁数を持つ場合には、0でパディングされます。
const number = 3.1;
const roundedNumber = number.toFixed(4);
console.log(roundedNumber); // 結果: "3.1000"
以上がTypeScriptでtoFixed()メソッドを使用する方法の例です。適切な桁数を指定して数値を丸める際に便利なメソッドですが、注意点を把握して正しく使用するようにしましょう。