continue文の基本的な構文は以下の通りです:
continue;
このように書くと、現在の反復処理のブロックを終了し、次の反復処理に進みます。
continue文は通常、if文と組み合わせて使用されます。例えば、以下のコードでは、10回の反復処理を行いながら、偶数の場合のみ処理をスキップして次の反復処理に進みます:
for (let i = 1; i <= 10; i++) {
if (i % 2 === 0) {
continue;
}
console.log(i);
}
このコードでは、2, 4, 6, 8, 10という偶数の場合は処理をスキップし、奇数の場合のみconsole.log(i)
が実行されます。
また、continue文はネストされたループ内でも使用することができます。以下の例では、2つのループを使用して、2次元配列内の特定の要素をスキップしています:
const array = [[1, 2], [3, 4], [5, 6]];
for (let i = 0; i < array.length; i++) {
for (let j = 0; j < array[i].length; j++) {
if (array[i][j] === 4) {
continue;
}
console.log(array[i][j]);
}
}
このコードでは、4という値を持つ要素がある場合に処理をスキップし、それ以外の要素に対してconsole.log(array[i][j])
が実行されます。
continue文は、ループの制御フローを柔軟に制御するための便利なツールです。適切に使用することで、効率的なコードを作成することができます。