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ロゴファイルの準備: まず、新しいロゴ画像を用意します。画像の形式は通常、JPEGやPNGなどの一般的なフォーマットが使用されます。ロゴ画像は、Odooのカスタムモジュール内に保存することをおすすめします。
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カスタムモジュールの作成: Odooでは、カスタマイズのためにカスタムモジュールを作成することが一般的です。以下は、新しいカスタムモジュールを作成するための例です。
from odoo import models, fields
class CustomInvoice(models.Model):
_inherit = 'account.move'
logo = fields.Binary('Logo')
上記のコードでは、account.move
モデルを継承して新しいフィールドlogo
を追加しています。このフィールドは、ロゴ画像を格納するためのバイナリフィールドです。
- 請求書テンプレートのカスタマイズ: 次に、請求書のテンプレートをカスタマイズして新しいロゴを表示します。Odooでは、QWebテンプレートエンジンを使用してテンプレートを作成します。以下は、請求書のテンプレートをカスタマイズするための例です。
<template id="custom_invoice_template" inherit_id="account.report_invoice_document">
<xpath expr="//div[@class='header']" position="replace">
<div class="header">
<img t-if="o.logo" t-att-src="'data:image/png;base64,%s' % o.logo" class="logo"/>
<h2>New Company Name</h2>
</div>
</xpath>
</template>
上記の例では、account.report_invoice_document
テンプレートを継承し、<div class="header">
要素を置換して新しいロゴを表示しています。o.logo
は、カスタムモジュールで作成したlogo
フィールドの値を参照しています。
- モジュールのインストールと設定: カスタムモジュールをインストールして有効化します。その後、Odooを再起動して変更を反映させます。
これで、Odoo 15の請求書のロゴを変更する手順が完了しました。カスタムモジュールを作成し、請求書のテンプレートをカスタマイズすることで、簡単にロゴを変更することができます。コード例を参考にしながら、自分の環境に合わせてカスタマイズしてみてください。