Autocannon npmを使用した高速なHTTPベンチマーキングと負荷テスト


Autocannonは、Node.jsで動作するシンプルで効率的なベンチマーキングツールです。HTTPサーバーの性能をテストし、リクエストの応答時間やスループットなどの指標を測定することができます。以下に、Autocannonのインストールと使い方の手順を示します。

  1. Autocannonのインストール: Autocannonを使用するには、まずnpmを使ってパッケージをインストールします。ターミナルまたはコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。
npm install -g autocannon
  1. ベンチマークの実行: Autocannonを使用してHTTPサーバーに対してベンチマークを実行するには、以下のコマンドを使用します。
autocannon -c 100 -d 10 http://example.com

上記のコマンドでは、100の並行接続数(コネクション数)と10秒のテスト期間を指定しています。http://example.comの部分は、テスト対象のURLに置き換えてください。

  1. テスト結果の解析: Autocannonはベンチマークの実行後、結果を詳細なレポートとして表示します。レポートには、リクエストの成功数、失敗数、応答時間の統計情報などが含まれます。また、JSON形式で結果を出力するオプションも提供されています。

さらに、AutocannonはNode.jsのAPIとしても使用できます。自分自身のテストスクリプトやカスタムアプリケーションに組み込むことも可能です。公式ドキュメントには、APIの詳細な使い方とコード例が掲載されています。

この記事では、Autocannonを使用したベンチマーキングと負荷テストの基本的な手法を紹介しました。Autocannonの柔軟性と高速性により、HTTPサーバーのパフォーマンステストを効果的に実施することができます。ぜひ、実際に試してみてください。