EasyMockでvoid戻り値の期待を設定する方法


EasyMockは、ユニットテストのためのJavaのモックオブジェクトライブラリです。モックオブジェクトを使用することで、テスト中に依存関係のあるオブジェクトの振る舞いを制御し、テストの信頼性を高めることができます。

モックオブジェクトを使用してvoid戻り値のメソッドの振る舞いをテストするには、EasyMockの「expect」メソッドを使用します。以下に、簡単な例を示します。

import org.easymock.EasyMock;
import org.junit.Test;
public class MyTestClass {
    @Test
    public void testVoidMethod() {
        // モックオブジェクトの作成
        MyDependency mockDependency = EasyMock.createMock(MyDependency.class);
        // voidメソッドの呼び出しを期待する
        mockDependency.voidMethod();
        EasyMock.expectLastCall();
        // モックオブジェクトを再生モードに切り替える
        EasyMock.replay(mockDependency);
        // テスト対象のクラスでモックオブジェクトを使用する
        MyClass myClass = new MyClass(mockDependency);
        myClass.doSomething();
        // モックオブジェクトの振る舞いが期待通りであることを検証する
        EasyMock.verify(mockDependency);
    }
}

上記の例では、MyDependencyというクラスのvoidMethodというメソッドの呼び出しをテストしています。EasyMock.expectLastCall()メソッドを使用して、モックオブジェクトに対してvoidメソッドの呼び出しを期待することができます。

テスト対象のクラスでモックオブジェクトを使用する際には、モックオブジェクトを作成し、再生モードに切り替える必要があります。そして、テスト対象のメソッドを呼び出した後に、EasyMock.verify()メソッドを使用して、モックオブジェクトの振る舞いが期待通りであることを検証します。

このようにして、EasyMockを使用してvoid戻り値のメソッドの振る舞いをテストすることができます。これにより、ユニットテストのカバレッジを向上させ、信頼性の高いコードを開発することができます。